仕上げ産地不明 柿渋砥1番 合せ40型 最上
shiage sanchifumei kakishibuto1 awase40kata saijyou
非常に珍しい柿山砥が入庫を致しました。柿山砥は関東の業者が命名した石で
京都の卸元では何処で産出されたのか不明です。卸元の間でも東か西で意見が
分かれる程で知ら無い卸元も有る位です。柿山砥の由来は柿木を製材にした時
渋の成分のタンニンが含まれているので此の様な模様に成るとの事です。
此の模様は菖蒲や大平の石でも確認されているので石の模様から懐けられたのか
と思いましたが此の石の様に緑掛かった透明感の有る石質は何処の山にも当て
嵌りません。今回、卸して貰った卸元の話では初めて見る石で何処で採れたのか
判らないそうで、こんな石が有った事に驚いていました。此の石は密度が高く
硬質で肌理が細かい。非常に価値が有ります。養生必要。