仕上げ西物 丹波産(京都)大平6番 巣板(巣無し)
60型 最上!
nishimono tanbasan(kyouto)oohira6ban suita(sunashi)
60kata saijyou!
西の筆頭、大平。大平は東の菖蒲谷と良く比較されます。大平は中石成りで上から
天上巣板・並砥・本巣板層の三層に分かれている。中石成りは巣板層が薄く全体の
1割強程しか無く高値に成ります。又巣板層は中石成り本石成り共に筋が多く入り
筋無しは特に高価に成るのは宿命と言えるでしょう。並砥層は厚物が取れますが
色彩が地味で見栄えがしない。筋が少なく品質の安定した石が多く採れるます。
曲者の伊予砥や対馬砥・浄慶寺に比べるとましだが並砥層は特に割れ易い。
内曇りは天上・天井巣板層の一部の銘柄で更に刃艶用と地艶用に分かれます。
刀剣研ぎ師の方や本焼き包丁を御持ちの方には必定の砥石で特に筋が極力少なく
巣の入っていない内曇りは非常に高価に成りますが垂涎の的で喉から手が出る程の
砥石に成ります。内曇りは基本的に鏡面は面を付けていません。養生必要。