中砥 奥州産(岩手) 夏屋砥18番 16切り
nakato okusyuusan(iwate)natsuyato18ban 16kiri
研磨力は強い。昔、京都の卸元が京都の寅砥として全国に
販売していた石が此の夏屋砥です。京都府南丹市に有る山陰本線
八木駅の前に卸元の店が有り全国から石を仕入れていたので
店の前迄、貨物の引き込み線伸ばされ俵の中に夏屋砥が約120kg
入っていて人夫が店の前に俵を投げ込んでいたそうです。
現、岩手県宮古市川合町夏屋地区で産出されました。
盛岡市から戎砥と言う石も採掘されていたそうですが鉱脈が同じ
事から同じ石です。採掘元が違う様です。
此の石は陸前高田市から採掘された石です。鉱脈が広く分布して
いる事から夏屋砥で統一されています。
現在、残っている中砥の中では色も明るい事も有り人気が高い。
面は出していません。好みの場所を面を出して御使い下さい。
下部に皹が入っていたので養生しています。