東物 山城産(京都)菖蒲谷3番 巣板(巣無し)烏30型
higashi yamashirosan(kyouto)syoubutani3 suita(sunashi)karasu30kata
仕上げ砥と言えば菖蒲谷。仕上げ砥が800年前に最初に発見された地が菖蒲谷です。
此処は仕上げ砥の中でも大量に市場に供給されていました。品質が安定し多種多様な
石が採掘されました。昭和の20~40年代には菖蒲谷地区に住む人が家を新築する際に
田畑や庭先・家の跡地を掘るだけで砥石が採掘され新築する際の資金に充てた
そうです。また此の辺りは砥石の端材で塀を積み上げたり壁に埋め込んだりして
端材を再利用している家も残っています。此の石合せの印を押して有りますが
巣板も合せに含まれるので巣板は巣板です。40抜きの印を押して有りますが
此方は間違いですが其の儘にしています。最近は巣板の烏は余り見掛け
無く成りました。此の石は丁度良い堅さなので全ての刃物に対応出来ます。
養生必要。