中砥 上州産(群馬)沼田寅砥 







此の石は群馬県甘楽郡南牧村在住の方から譲って頂いた貴重な本沼田寅砥です。
旧上州甘楽郡南牧村。現在の群馬県甘楽郡南牧村で当時は甲斐・信濃・越後に
分岐する交通の要所で関所が設けられていた。戦国時代、真田昌幸が此の地を支配して
いた頃には採掘を始めていた記録が有り昌幸は此の地を死守仕様としていた。長男の信幸
に此の地を守らせ信州上田に本拠地を移した。後に徳川政権には幕府御用達として幕府の
直轄下に有りました。中荒から準仕上げ迄の種類が有り大名達の御抱えの刀剣研ぎ師
に重宝されたそうです。寅砥の元祖と言うだけに赤寅模様が特徴です。竜紋岩系統の石
です。研磨力も有り上々でしたが昭和の10年代には掘り尽くしたそうです。

蛇足ですが沼田砥の本家は現沼田市から採掘されていましたが幕末の頃に採掘を終了して
いて当時、御用砥が南牧村から採掘されていましたが新たに寅砥が出て来て本家沼田砥に似て
いた事から明治の初旬に南牧村から採掘された石を沼田砥と命名して販売したとの事です。
入庫不可…

品名 中仕上げ
商品名 上州産(群馬)沼田寅砥
寸法:約(縦×横×高さ)mm 200×70×35
重量(総重量):約g 940
数量:丁 1
価格(税込み) 非売品!